こちらの記事は、外出自粛で神社の参拝にお出かけになれない方へ、今注目の「オンライン参拝」についてご紹介します。

「実際に存在する」神社やお寺へオンラインで参拝できるほか、「御朱印」や「おみくじ」のほか、「絵馬」もいただけるのだとか。
過去にはインターネット参拝やバーチャル参拝には賛否両論あり、物議を醸すこともありました。
しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大の状況の中、「早く収束してほしい」、「感染してしまった家族や友人が早く治るように祈願したい」、その他、どうしても叶えたい願いがある方への神頼みに「オンライン参拝」、「インターネット参拝」、「バーチャル参拝」、「ネット参拝」、「インターネット遥拝」の需要が高まっているようです。
あなたの不安を解消し前向きに変えてくれるかもしれない「オンライン参拝」できる神社やお寺を調査しましたのでお役立てください。
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Contents
神社やお寺のオンライン参拝(バーチャル参拝)とは

オンライン参拝、インターネット参拝、バーチャル参拝、ネット参拝、インターネット遥拝など、今風な参拝方法が話題となっているようです。
一昔前は「実際に神社やお寺に行かずにインターネットで参拝するなんて邪道だ」と言われたかもしれませんね。
オンライン参拝、インターネット参拝、バーチャル参拝、ネット参拝とは、
神社や寺院がウェブサイトや動画を作成して、寺社への参拝を想像しながら参拝者目線でパソコンやスマートフォンを使って参拝を行うこと。
例えば、メールで願い事を送信して、それを神職や住職が直接神前・仏前へ祈願する形式となります。
動画では実際に参拝者目線で参道を歩き、一通りのお作法を行って参拝する体験をすることができます。
ほか、Javaを駆使して鈴を振ることができたり、絵馬を書いたり、お賽銭を入れたりできるなど本格的なものもあります。
その他、お札やお守り、御朱印の授与もインターネット通販(オンライン)で行っている寺社も多くあります。
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新型コロナ感染拡大の影響で外出自粛となった人々の願いに応える

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、外出自粛をしなくてはいけない状況となりました。
神社もお寺事態も参拝時間の短縮、御朱印授与の自粛、閉門など、神仏と人の間には距離ができつつあります。
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- 「早く収束(終息)してほしい」
- 「家族や友人の回復を祈願したい」
など、神頼みしたくても参拝に行けず、家にいるだけでは心が穏やかにならない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
調査してみると、実際に存在する有名な神社やお寺が、独自のオンライン参拝を行っているようです。
参拝したくても参拝できない人たちのニーズに答えています。
古来からある「遥拝」と考えると邪道ではない?

本来であれば神社に足を運び直接神前にお参りしたいもの。
実際に私もそうでしたが、オンライン参拝やバーチャル参拝など、正直「違和感」を感じる方もいらっしゃると思います。
ところが、実際の参拝が、物理的に難しいという時、遠く離れた場所から神社の方向を向き参拝する「遥拝」という言葉も昔からあります。
現代版の「遥拝」、自宅を「遥拝所」と考えると、そんなに大きな「違和感」を感じずに済むのではないでしょうか。
この混乱している状況下では、神様や仏さまも、人々の「行き場のない願い」を救ってくれると信じたいところです。
つまり、今だけ自宅を「仮」の「遥拝所」と考えれば、少しモヤモヤが解ける気がしませんか?
「遥拝」とは・・・
遠く離れた所から神仏などをはるかにおがむこと。(Weblio辞書より)
「遥拝所」とは・・・
遠く離れた所から神仏などをはるかに拝むために設けられた場所。
(Weblio辞書より)
オンライン参拝のメリットと注意点

以上のことから、緊急事態宣言発令中のように特別な状況下においては、オンライン参拝のメリットが見えてきます。
これからどうなってしまうのか、不安な時こそ「神頼み」も時には必要です。
不安に負けてしまう前に、心が少しでも穏やかになるのであれば、ぜひおすすめしたい参拝方法でもあります。
オンライン参拝のいいところをご紹介しましょう。
オンライン参拝のメリット

- 家の中で神社やお寺に参拝ができるので外出自粛「ステイホーム」が守れる
- 遠方にある神社へ直接行くことが困難な人も気軽に出来る。
- 交通機関の利用や人との接触がないので安心
- 離れた箇所から神社を拝む「遙拝」、代理人に頼む「代拝」と考え方では同じ。
- 神社やお寺が身近な存在に感じられる(親近感が持てる)
- 祈願することで不安な気持ちが前向きになるかもしれない。
- 一部の神社やお寺では御朱印やお守りの郵送も対応可能
など、考え方によってはメリットがたくさんありますね。
オンライン参拝のデメリットや注意点

しかしながら、一方で、オンラインという特徴から、どうしても「神仏に対して失礼になる」のではないかという不安は付きまといます。
オンライン参拝、インターネット参拝、バーチャル参拝、ネット参拝などについては、否定派の意見も多くあることを忘れてはいけません。
- 神社やお寺に足を運ぶ意味が薄れる恐れ
- 「ネット上に神霊は存在しない」という根強い考え
- 「信仰する」ということの神仏への尊厳が損なわれるかもしれない
- 神社やお寺に足を運ぶ意味が薄れる恐れ
- 参拝方法、正しい作法の必要性がなくなる可能性
- 全国の神社を管理する神社本庁は、基本的にインターネットからの参拝を自粛するように求めている
などが考えられます。
(全国)オンライン参拝で願いを叶える神社の紹介

さて、こちらでは、オンライン参拝、インターネット参拝、ヴァーチャル参拝、ネット参拝、インターネット遥拝を行っている全国の神社やお寺をご紹介します。
(随時更新予定)
併せて、興味が予想される、御朱印、お守り、おみくじ、絵馬奉納についても調査していきましょう。
どこも名の知れた有名神社ですから、ご興味のある方はぜひどうぞ。
古式神道「桜神宮」インターネット遥拝
■特徴
- 二拝四拍手一拝をクリックもしくはタップで行うことができる
- お賽銭は銀行振込
- 自分の名前(ニックネーム可)記帳ができる
- 生まれ月でおみくじができる
- 絵馬を奉納できる
入力フォームに名前などを入れ、宮司宛に送られます。
(ホームページ上では願主や祈願内容は表示されません。) - 宮司より祈願された「お守り」授与ができる
(ダウンロード、プリント可能) - 宮司に悩み事を相談できる(無料)
入力フォームより送信
■参拝の手順
神社の参拝をイメージしたマップに沿って、鳥居をくぐりるところから順番に回ることができます。
鳥居
↓
手水舎
↓
お賽銭
↓
二拝四拍手一拝(桜神宮の作法参拝)
↓
記帳、絵馬納、おみくじ、お守り授与など
全てがバーチャルな世界で参拝のすべてができる形になっています。
■参拝以外のオンライン可能なもの
- お賽銭
- 記帳
- おみくじ
- 絵馬
■古式神道「桜神宮」の公式サイトはこちら
「愛宕神社」ヴァーチャル参拝
■特徴
- 神社の写真を見ながら、参拝の最初から最後までをイメージする形式
- おみくじが引ける
- 画像には、歴史、名所や見どころの説明がある
- 参拝の心構えの説明や注意点も補足あり
- 社殿の美しさや見どころやパワースポットも画像でイメージできる
■参拝の手順
神社の参拝をイメージした画像に沿って、鳥居をくぐりるところから順番にお参りすることができます。
画像を見ながら実際に歩いて神社を回っているかのような体験ができます。
大鳥居
↓
出世の階段
↓
一の鳥居
↓
手水舎
↓
神門
↓
社殿
↓
招き石(パワースポット)
↓
お賽銭箱
↓
社務所(お守り、御朱印授与の場所)
↓
池
↓
社殿の内部
■参拝以外のオンライン可能なもの
- おみくじ
■愛宕神社の公式サイトはこちら
「小野照崎神社」オンライン参拝
■特徴
- 名前、メアド、願いごとを送信して参拝スタート
- 願いを書いた絵馬画像をSNSシェアできる
- 祈祷のLive配信を観ることができる
- 御朱印の待ち受け画像が翌日メールでいただける
後日、神社参拝で本物の御朱印と交換できる - 新型コロナウイルス感染症の早期終息祈願祭で神前に奏上していただける
■参拝の手順
順番に画面に沿って参拝をスタートできます。
1.おうちから願いを託そう
↓
2.自分だけの「お願い絵馬」をシェアしよう
↓
3.祈祷のTwitterLIVE配信を観よう
↓
4.特別な御朱印をゲット
■参拝以外のオンライン可能なもの
- 絵馬
- 祈祷のTwitterLIVE配信
- 御朱印
■小野照崎神社の公式サイトはこちら
「東林寺天満宮 」インターネット遥拝
■特徴
- 二礼二拍手一礼の拝礼作法から参拝スタート
- 「ゲストブック」で名前、コメント(あすへの願いと誓い)を送信
■参拝の手順
公式サイトのメインメニュー「インターネット遥拝」から参拝スタート
1.二礼二拍手一礼
↓
2.「ゲストブック」からコメント=「あすへの願いと誓い」を入力し、送信
■参拝以外のオンライン可能なもの
- 大和神社とその摂社にもお参りができる
- 参拝の様子を動画で見ながら参拝を体験できる
- 奈良の「東大寺」を3Dバーチャルで堪能できる
- 東大寺のスケールの大きさを体感できる
- 参拝以外にも歴史的建造物もたっぷり観ることができる
■東林寺天満宮の公式サイトはこちら
「大和神社」(おおやまとじんじゃ)ネット遥拝
■特徴
大和神社(奈良県天理市)と摂社の高龗神社参拝、増御子神社のそれぞれを参拝できます。
■大和神社の公式サイトはこちら
「東大寺」(奈良市)3Dバーチャル参拝
■特徴
■東大寺の公式サイトはこちら
まとめ
いかがでしたでしょうか。
あなたの願いを叶えてくれそうな神社やお寺は見つかりましたでしょうか。
今後このようなオンラインで参拝ができる寺社は増えるかもしれません。
(随時更新予定)
「神社の参拝」や「祈願」は、本来であれば実際に神社やお寺に足を運び、神様仏さまにご挨拶するものでしょうが、
参拝に行く予定だった神社やお寺に、新型コロナウイルス感染拡大の外出自粛で残念ながら行けなくなった方には「オンライン参拝」は朗報ですね。
こういった状況では神様や仏さまもオンラインでの参拝を特別にお許しになってくれるのかもしれませんね。
ただし、新型コロナウイルスの感染拡大が収束した後は、実在する神社やお寺であれば、必ず足を運んで参拝しましょう。