御朱印巡りガイド

御朱印巡り初心者は注意!神社でご利益をいただく正しい参拝方法とマナー

こちらの記事では、御朱印巡りの初心者向けに御朱印巡りで必要になる神社の参拝方法についてわかりやすく解説します。

正しい参拝方法

日本では七五三や初詣など人々に昔から馴染みのある神社やお寺ですが、実は意外とお作法はテキトーだったりします。

・神社の鳥居のくぐり方は?

・参道の歩き方は?

・手水舎の正しいお作法は?

・拝殿前での正しいお参りの手順は?

日本人ならぜひ知っておくべきかもしれませんね。

最も大切なことは「敬意をもって神社をお参りする」こと。

そして、せっかく御朱印巡りをするのですからご利益もしっかりいただきたいものですね。

正しい参拝マナーお作法を知って、御朱印巡り上級者のような自然と美しい所作を身に付けましょう。

■絶対に願いを叶えたい方への参拝方法

お参り
神社参拝の仕方~具体例~ご利益アップの祈願方法と氏神に行く理由【絶対に願いを叶えたい方】こちらの記事では、「絶対に願いを叶えたい人」が幸福や開運を引き寄せるための参拝方法のコツをまとめていきます。 絶対に願いを...

 

御朱印巡りで神社のご利益をいただく参拝方法

神社の参拝

御朱印巡りをこれから始めようと思っている方は、お手元にある御朱印帳を眺めながら「どんな御朱印がいただけるのかな?」など想像してわくわくするものです。

でもちょっと待ってくださいね。

せっかく御朱印巡りを始めるならスタートは肝心ですよ。

御朱印巡りは単なるスタンプ集めではない事をお忘れなく。

せっかく神社にお参りするなら、あなたが胸に抱いている願いを神様に届けませんか?

正しい知識やマナーを知り、敬意を持って神社をお参りすればさらなるご利益もあるかもしれません。

参拝のお作法を知ることは、御朱印デビューの第一歩なんです。

基本的にはお寺でのお作法も同じ流れです。参考にお寺についても加筆していますのでぜひお役立てください。

 

一礼して鳥居をくぐる

何気なく鳥居の真ん中をそのまま通っている方も多くいますが、本当は「一礼して鳥居をくぐる」のが正解です。

鳥居の前で立ち止まってお辞儀をします。

Goshuin-Girl
Goshuin-Girl
鳥居の前で慣れた感じで一礼できるとちょっとカッコイイよね~

 

鳥居の意味は?

鳥居

そういえば「鳥居」て何だろう。

と思った方いませんか?

鳥居とは、人間の世界と神域を隔てるために置かれるものです。

シンプルな伊勢神宮の鳥居や、笠木(最上部にある水平の柱)が山形の山王鳥居など、実は日本全国で調べると非常にバリエーション豊かなんです。

「鳥居」について詳しくはこちらの記事に書かれています。
神社の鳥居の謎|なぜあの形で朱色が多いの?意味や種類を紹介

 

お辞儀をする位置は?

真ん中は神様の通り道だといわれていますので、鳥居の端に立つほうが良いでしょう。

動画からすると「鳥居に向かって左側に寄って立つ」が正しいようです。

 

どちらの足から入る?

細かいようですが、人間の世界から神域へどちらの足から踏み入れるかも重要です。

調査すると「中央から遠い方の足」とされているようです。

つまり、鳥居の左側に立つのであれば、「左足から入る」ことになりますね。

右足を出すと体の向きが真ん中に向けてお尻を向けることになり、「神様にお尻を向けてはいけない」という意識からくるお作法です。

なるほどですね。

ぜひ鳥居をくぐる際は意識してみてください。

お寺では・・・
お寺の山門の前で一礼します。

 

帽子やサングラスは取るの?

はい。寒い冬などどうしても防寒が必要な場合を除き、帽子やマフラー、サングラスなどは取ってから鳥居で一礼するのが正しいお作法です。

可能であれば携帯電話はマナーモードにしておきましょう。

詳しくはこちらの記事に書かれています。
神社の鳥居のくぐり方(行きと帰り)正しいお辞儀や足の作法とは

 

鳥居が複数ある場合は全部にお辞儀するの?

日枝神社の鳥居

神社によってはたくさんの鳥居があるところもあります。

全部の鳥居でお辞儀をするのは大変ですね。

一番最初にくぐる鳥居の前でお辞儀をすれば大丈夫です。

手水舎で邪気を祓い口と手を清めた後、すぐに見える鳥居の前で一礼します。

 

参道は端を歩く

参道

参道とは、広くは神社までの参詣道のこと。

境内中では鳥居から拝殿に着くまでの通路を指します。

正面に位置する表参道、裏へ向かう裏参道があります。

参道の真ん中は「正中(せいちゅう)」といい、神様の通り道のことです。

参道は左右どちらかに寄って参道を歩きましょう。

 

手水舎(ちょうずや)で手と口を清める

動画を見ればよくわかりますが、順番に説明しましょう。

Goshuin-Girl
Goshuin-Girl
神様にお会いするには身を清めなくちゃ。

 

手水舎のお作法(手順)

  1. 右手で柄杓(ひしゃく)1杯分の水を汲み、左手を洗う
  2. 柄杓を左手に持ち替え、右手を洗う
  3. 柄杓を右手に持ち替え左手に水を受けて口をすすぐ
  4. 左手に洗い直し、両手で柄杓を立て、柄の部分に残りの水を流して元の位置に置く

柄杓(ひしゃく)には絶対に口をつけてはいけません。

 

手水舎(ちょうずや)とは?

「てみずしゃ」とも読みます。

参拝の前に手と口を清める場所です。

龍や亀など、水に縁のある生き物がモチーフとなり蛇口になっている事もありますので、興味のある方はよく見てみてください。

お寺では・・・
手水舎で清めた後、本堂の前に「線香台」が置かれているお寺では、線香を奉納し、線香の煙で身を清めます。

 

拝殿前でお参りをする

いよいよ神前でご挨拶をします。

動画を見てからおさらいをしていきましょう。

Goshuin-Girl
Goshuin-Girl
かっこよくできるようにイメージトレーニングしよう!

 

(1)まずは神様にご挨拶

・賽銭箱の前で会釈をする
・賽銭箱にお賽銭を入れる
・鈴を鳴らす

お賽銭は、日ごろの感謝の心を捧げる証として。鈴は、悪い気を祓い、神様に「私はここにいます」とアピールするためと言われています。

お賽銭は遠くから投げ入れたりせず、なるべく近くから下手でそっといれましょう。

 

(2)二礼二拍手し静かにお祈りする

・お辞儀を2回して神様に敬意を示す
・二回手をたたいて神様をたたえる
・心の中で自分の名前と住所をお伝えする。

お辞儀は腰を90度ほど曲げ、手は一度胸の前で両手を合わせ、二度パンパンと鳴らします。その際に、右手を少し下にずらして叩くとカッコイイ。

 

(3)心を込めて一礼する

・最後に深くお辞儀をして願いことを述べる(二礼二拍手は終了)
・再度会釈して神前を退く

⇒こちらの記事でも詳しく
神社の参拝方法の正しいマナー|お賽銭はいくら?鈴の鳴らし方も【御朱印巡り】

お寺では・・・
お寺は、住職やその家族が生活する場でもあります。音を立てないのがルール。一礼し、お賽銭を納めた後は静かに合掌します。

 

御朱印をいただく

神様へのご挨拶を終えたらいよいよ御朱印をいただきに御朱印所(授与所)へいきます。

御朱印のカバーを外し、希望のページを開いて受付にお渡ししましょう。

混雑している場合は番号札をいただいて、静かに待ち、呼ばれたら初穂料(はつほりょう)を納めます。

 

摂社・末社にも参拝

時間があればすべての社にもご挨拶をします。

摂社、末社の御朱印をいただく場合は、必ず社へのお参りをしてから授与所でお願いしましょう。

お釣りがないように小銭を用意しましょう。100円玉をたくさん持っておくと安心ですよ。
(私は参拝に行く日は、100円玉を最低5枚準備しておきます。)

 

お参り
神社参拝の仕方~具体例~ご利益アップの祈願方法と氏神に行く理由【絶対に願いを叶えたい方】こちらの記事では、「絶対に願いを叶えたい人」が幸福や開運を引き寄せるための参拝方法のコツをまとめていきます。 絶対に願いを...
「お守り」「おみくじ」「絵馬」の意味は?正しく利用してご利益アップ神社やお寺にお参りした際によく見かける「お守り」や「おみくじ」「絵馬。 ルーツや意味をちゃんと知って、正しく利用すれば、こ...

 

御朱印巡りで疑問に思う神社の参拝方法

ここでは御朱印巡りの際の神社の参拝に関して、私がふと疑問に思ったことをまとめています。

参拝時の願いは多くてもいい?

Goshuin-Girl
Goshuin-Girl
願いごとが叶うならたくさんしたい!

実は、本来神社の参拝時に行うのは、お願いではなく「誓い」なんだとか。

お願いことは欲張らず、1社につき1つほどでやめておきましょう。

どうしても叶えたい願いは、玉串料もしくは祈祷料を納めてお祈りをしていただく方法があります。

願いが叶ったら「お礼参り」も忘れずに。

 

そもそも神社は何をお祀りしているの?

神社の本殿には「御神体(ごしんたい)」「御霊代(みたましろ)」がお祀りされています。

神様が宿っているとされる鏡や剣、玉などのほか、山や岩、石、木や滝などの自然やある特定の場所を御神体としてお祀りしている神社も多くあります。

つまり、神社とは、神の宿るものを通して神様を崇めているといえます。

 

SNSに投稿するために神社を撮影してもいい?

最近はSNSの波に乗って神社の美しさや特徴をSNS映えで投稿する人も多くいます。

Goshuin-Girl
Goshuin-Girl
インスタ映えする写真を撮りたい!

覚えておきたいのは、基本的に神社の指示に従い、わからなければ神社の人に許可をとってから撮影したほうがよいでしょう。

境内に「撮影禁止」の文字がないか確認しよう!

ご神体が祀られている本殿や拝殿の中にカメラを向けるのは遠慮したほうが無難です。

また、参拝に来ている方の顔や絵馬に書いてある内容など、個人が特定できるような写真もNGですからご注意を。

 

日本神話に出てくる神様で覚えておいた方がいいのは誰?

神社やお寺巡りでは、その寺社の御由緒や「御祭神」を意識するとぐぐっとお参りの面白さが増します。

Goshuin-Girl
Goshuin-Girl
神様の名前って漢字が難しいし、家系がサッパリさかんないよね。

ポイントは、最初にメジャーな神様を数人覚えておくことです。

日本神話における最高神は「アマテラス」という女性の神様。

伊勢神宮をはじめ各地に社があります。

アマテラスの両親は「イザナギ」「イザナミ」

アマテラスの弟は、「スサノオ」

孫は「ニニギ」「オオクニヌシ」「スクナヒコナ」

最初はこれくらいを覚えておけば人間関係がわかり、神社の歴史や御由緒も「なるほどね~」と思えるようになりますよ。

興味がある方は日本神話を勉強してみては?

 
■御朱印帳の準備はできていますか?

 

御朱印巡り初心者の参拝マナー注意点のまとめ

いかがでしたでしょうか。

御朱印巡りや神社巡りの初心者ですと、意外と細かいお作法は知らないものです。

でも知ることによって、どんどん世界が広がり、神社やお寺、そしてスピリチュアルな世界への興味の扉が開くことでしょう。

大切なのは「神社や神様仏さまに敬意を示すこと」です。

その気持ちがあれば、細かい作法やしきたりに縛られなくてもお作法や参拝方法で大きな間違いはありませんからご安心を。

ですが、ちょっとした所作の違いから、どのような気持ちで神様や仏様と向き合っているか人により大きな差が生まれます。

「私もそうなりたい!」と思う方はぜひ実践してみてくださいね。

・神社の鳥居の前では一礼する
・参道は端を歩く
・手水舎には作法に手順がある
・拝殿では二礼二拍手一礼が基本

「神様に願いと届けたい」「ご利益をいただきたい」と思っている御朱印巡り初心者は今後予定している御朱印巡りから試してみましょう。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

ABOUT ME
小雪
小雪
京都生まれ。千葉県在住。休日の唯一の楽しみといえば娘と行く御朱印散歩。神社やお寺から感じるスピリチュアルな空間に魅了されたアラフォー&シングルマザー
こちらの記事もおすすめ!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です