こちらの記事では「御朱印巡りが趣味」というと、周りから引かれるかもしれないと思っている方へ、
悪い印象を与えないコツをご紹介します。

世間一般的に「御朱印集めが趣味」の人の印象はどう思われているの?
就職活動や面接では面接官に印象がいい趣味のか
という疑問を解決し、いわゆる「御朱印集め、御朱印巡り、寺社巡りなど」の趣味を伝える場合の注意点と、相手に良い印象を与えるコツをまとめています。
どうぞお役立てください。
Contents
「趣味は御朱印巡り」というと一般的にはどんな印象?

あなたがまずは「御朱印巡り」「寺社巡り」を趣味にしている人のイメージを客観視することが大切です。
昔は寺社仏閣に行くのは、中高年というイメージ …でしたが、最近は御朱印ブームで若い世代にも認知されている影響で、「御朱印」という言葉も市民権を得た(?)ような感じもあります。
バラエティー番組で取り上げられたり、芸能人で御朱印巡りをしている方がいたりと、何かとメディアに露出している状況もありますね。
しかも御朱印集めの必須アイテムである御朱印帳の種類の豊富さと言ったら近年スゴイものがあります。
カワイイものからオシャレなものまで本当に女心をくすぐるグッズがいっぱいありますよね。
■御朱印帳セットがこんなに素敵!
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純和風の和柄が逆におしゃれで人気があったり・・・。
可愛いものばかりを置く雑貨屋さんにも御朱印帳が普通に売られている時代となりました。
神社やお寺にありがちな地味なイメージはどこに?な風潮すらあります。
ですが、一般的には、御朱印がどんなものであるのか知っている方はまだまだほんの一握り。
興味がない人から見れば、ちょっと変わった人に思われる可能性もまだあるかもしれません。
「御朱印巡りが趣味な人」のよいイメージは?
・日本の文化を大切に思う心がある
・静かでおとなしい
・日本の歴史や史跡などの分野に詳しい
と言ったところでしょうか。
「御朱印巡りが趣味な人」の良くないイメージは?
・マニアックで変人だと思われる
・仏像のレプリカを集めていると思われる
・宗教じみて偏った人間だと思われる
・宗教観が歪んでいると思われる
・神や仏を熱心に崇拝している
な感じです。
これは、ちょっと嫌な印象ですね。
「神社の静かで厳かな雰囲気が好きなだけなのに」と思われるかもしれません。
「趣味は御朱印巡り」を履歴書に書くとどういう印象?

書面に書く時には注意が必要です。
ここからは人事部で採用担当をしている知り合いに聞いた話を参考にさせていただきました。
寺社仏閣や御朱印のことをあまり深く説明する必要はありません。
また、神様や仏様の存在をアピールするのも危険です。
おそらく、前に上げたネガティブなイメージを持たれてしまうので、趣味を聞かれた際には、御朱印愛をすこし控える方がよいでしょう。
「趣味は御朱印巡り」ではなく「趣味は旅行」路線で。

履歴書や面接では第一印象が肝心ですから、誤解のないようにしたいものです。
「寺社仏閣が好き」
「御朱印が好き」
の熱い気持ちをいったん封印し、
「旅行先で出会う古い神社やお寺などの歴史的建造物を見て歩くのが好き」
という方向性なら好印象のようです。
これだと、旅行へ出かける行動力、そして、歴史を学ぶ姿勢と豊富な知識、落ち着いた性格を匂わすことができますね。
さらに、SNS好きであれば、「美しい和の風景を写真に撮るのが好き」といった具合に、カメラへの興味も伝えられます。
そのなかで、御朱印巡りで得た御朱印の魅力もさりげなく(ほどほどに)お伝えできればよいのではないでしょうか。
「神」「仏」「祈り」「崇拝」など、宗教を匂わすキーワードは避けましょう。
「趣味は御朱印巡り」を面接でアピールすると?
趣味が「神社巡り」や「御朱印巡り」だと、正直、言いかたによってはちょっと引かれる危険性があります。
履歴書の場合と同じように、旅行好き、写真好きなど少し路線をずらしながら趣味を語ることも覚えておきましょう。
■写真好きは好印象です。
間違っても、「御朱印集めが趣味で御朱印帳を○○冊持っています。」というふうな収集家の自慢話になってはいけません。
また、「神社を訪れると神様に守られているような不思議な気分になり幸せな気持ちになる」など、いいことを言っているようですが、宗教に批判的な人が聞くとやっぱり誤解を受けかねませんので注意が必要です。
面接で趣味を話すならこんな感じ(参考)
以下のようなポイント
・旅行をするなかでその土地に古くからある神社やお寺にも訪れることがよくある。
・神社やお寺の静寂な雰囲気と清々しい空気に心が癒されることがある
・古い建造物の歴史をたどると世界に誇る日本文化の素晴らしさを感じる
・四季を感じる日本的な風景をカメラで撮るのが楽しい
・神社やお寺により御朱印に込める意味やデザインがそれぞれ違う所が興味深い
これだと誤解されるような偏った宗教観を感じさせず、自分の好きな分野にも話が弾むかもしれません。
誰しも自分の生まれた国のことを大切に思っている人の話を聞いて嫌な気持ちにはなりませんよね。
明るい表情と張りのある声で地味で暗いイメージを与えない

そして、ここが肝心です。
地味で暗いイメージは、神社やお寺を語るとオカルトチックなイメージを与えます。
逆に、明るく現代的な、若々しくフレッシュなイメージで日本の文化のすばらしさを語ると好印象のようです。
また、ロックバンドを組んでます、とか、バンジージャンプをするのが好きです、など、神社やお寺とはまったく違うジャンルの活動的な趣味が他にあれば、併せて一緒に話すとギャップが面白く印象に残るかもしれません。
複数の趣味のギャップは相手の心を引き付けられるそうよ
面接時の服装はさりげない個性を出そう
細かいですが、表情はもちろん、服装にも気を付けたいものです。
地味で暗いイメージを持たれないよう、スーツにはストライプが入っていたり、シャツは少し個性を感じるデザインを選んでみたり、
黒づくしの服装にならないように気を付けましょう。
■リボンが女性らしく優しい印象を演出します。
黒っぽい服でお寺や歴史を語ると葬儀や喪服のようなイメージも頭をよぎります。
疲れた感じのよれよれのスーツや乱れた髪型に気を付け、清潔感のある乱れのない身なりにも気を配りましょう。
日本映画の「貞子」的な印象にならぬようご注意を。
■参考に一冊あると安心です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
同じ御朱印巡りを趣味とされている方が他人に変なイメージを持たれると私も心が痛み複雑です。
健康的な趣味であることをアピールしたいところです。
神社やお寺の地味なイメージを植え付けないように、旅行や自然、カメラなどにも興味があることをお伝えし、そのなかで御朱印も興味深い、という方向性がおすすめです。
旅行だけだとありきたりですが、日本の良き文化を愛する気持ちを添えると嫌な印象は与えません。
そして、セットにしていただきたいのは、明るい表情、ギャップ、清潔感のある服装です。
また、履歴書や面接にとどまらず、婚活や友達作りにも活用できそうですね。
ぜひ、第一印象で誤解されないようにぜひお役立てください。