伊勢神宮「外宮」を参拝した後は5キロ離れた「内宮」へ。

お伊勢参り初心者にとって「内宮」の回り方や参拝マナーなどわからないことがいっぱいですね。
「内宮」を回る正しい参拝の順路は?
「内宮」のパワースポットが知りたい
「内宮」の御朱印所の場所や行き方は?
事前に内宮について調べておけば、さらにご利益もいただけ、有意義なお参りは一生のよい思い出となるに違いありません。
ぜひ正しい内宮の回り方や参拝マナーの基本を身につけてからお参りに行きましょう。
■外宮の参拝方法(初心者向け)について
【基本】初めての伊勢神宮|外宮の正しい回り方と御朱印授与所(地図付)

■年末年始の参拝について
【伊勢神宮】令和元年最後の御朱印|年末受付待ち時間や混雑回避注意点
【伊勢神宮】令和最初の正月御朱印|元旦や三が日の初詣待ち時間と混雑状況
■伊勢参りのお楽しみは名物「赤福」
伊勢神宮できたて赤福を食べるには?場所や行き方地図と営業時間や値段も
Contents
初めての伊勢神宮|「内宮」はどんなところ?

外宮から約5㎞放れた五十鈴川のほとりに内宮があります。
正式名称は「皇大神宮(こうたいじんぐう)」。
皇室の御先祖といわれており、日本人の総氏神(そううじがみ)「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」をお祀りしています。
伊勢神宮の始まりは「内宮」が創建された約2000年前。
その後に神宮として形が整ったのは7世紀末頃といわれ、式年遷宮(20年に一度、社殿や神宝を新しくする)もその頃に始まったとされています。
長い歴史と伝統を感じながら神聖な気持ちで参拝しましょう。
伊勢神宮「内宮」内の正しい回り方や参拝順路
それでは伊勢神宮の「内宮」の回り方をわかりやすくご説明していきます。
最初に「内宮」の地図をイメージしていきましょう。
伊勢神宮「内宮」内の参拝順路を地図で確認
内宮を参拝する順路[1]~[5]と別宮のマップを作成しました。
※見づらい方は拡大縮小をしてご覧ください。
この地図の順番に沿って以下でご説明していきます。
順路[1]宇治橋(うじばし)

宇治橋は、日常から神聖な場所へ人間と神様をつなぐ架け橋としての役割があります。
橋から山々の自然を眺めながらわたりましょう。
橋の隣に見える川に立つ柱は「木除杭(きよけくい)」というものです。
上流から流れてくる気が橋に直撃するのを防いでいます。

順路[2]五十鈴川御手洗場(いすずがわみたらし)

宇治橋を渡り、鳥居を1つくぐったら、五十鈴川の御手洗場に着きます。
神聖な川の水で身と心を清めるのは古来からの手法ですから、神様へのご挨拶の前にキレイにして行きましょう。
お作法は基本的に神社の手水舎と同じです。
最初に左手→右手の順に清め、左の手で水をすくって口をすすぎ、再度左手を洗い流します。
■お作法について不安な方はこちらで詳しく確認しておこう。

順路[3]御正宮(ごしょうぐう)

五十鈴川から1つ鳥居をくぐり進みます。
高い場所まで石段を登り、御正宮へ。
内宮の御正宮は最も神聖な場所です。
<数えてみよう!>
外宮との造りの違いで最もわかりやすい違いは、屋根の上にある「鰹木(かつおぎ)の数です。
外宮の御正宮は9本、内宮は10本あります。
順路[4]神楽殿(かぐらでん)[御朱印授与所]

外宮の神楽殿と役割は同じです。
お守りなどの授与品や御朱印をいただけます。
隣には御祈祷を行う「御饌殿(みけでん)」がある。
■御朱印をいただく時の基本マナー

神馬に会おう!
参集殿へ向かう途中に神様の乗り物とされる神馬(しんめ)がいる場所があります。
神馬は皇室より奉納される馬のことです。
順路[5]参集殿(さんしゅうでん)

参拝者の休憩所です。
お茶や水がいただけます。
三重県伊勢市に鎮座する伊勢神宮 内宮の参集殿の御朱印帳。 『熟練した職人が文字、模様の上から金属粉を「蒔」き、一つ一つ丹精込めて謹製(HP抜粋)』という匠の技が炸裂した蒔絵御朱印帳。当時他にも朱色がありました。 #御朱印帳 pic.twitter.com/ptzI9lO1Rj
— 御朱印 (@goshuin_sekai) 2019年9月19日
内宮の神楽殿では御朱印帳を入手できません。
必要な方は「参集殿」で購入することを覚えておきましょう。
■伊勢参りの後は名物「赤福」を食べに行こう!
伊勢神宮できたて赤福を食べるには?場所や行き方地図と営業時間や値段も

伊勢神宮「内宮」の参拝マナー注意点
伊勢神宮ではいくつかのマナーやお作法が入口に示されています。
- 禁煙
- 飲食禁止
- ペットは連れて入らない など
伊勢神宮「内宮」の別宮でもご利益をいただこう

内宮の別宮と呼ばれるのは6つあります。
月読宮(つきよみのみや)
瀧原宮(たきはらのみや)
伊雑宮(いざわのみや)
風日祈宮(かざひのみのみや)※
倭姫宮(やまとひめのみや)
そのうち、 ※荒祭宮、※風日祈宮の2つが内宮の敷地内にあります。
内宮参拝と合わせて参拝しても1時間ほどで巡ることができます。
ぜひ御正宮の参拝後に参拝しましょう。
ちなみに、荒祭宮の御祭神は天照大御神の荒御魂。
内宮の別宮の中で最も位が高いお宮で、規模が大きく、正宮に次ぐ舎殿の大きさとなっています。
■「外宮」のご利益がいただける参拝方法と御朱印所の場所

伊勢神宮「内宮」(皇大神宮)の基本情報
- 創建:紀元前4年
- 祭神:天照大御神
- 住所:〒516-0023 三重県伊勢市宇治館町1
- 電話:0596-24-1111
- 拝観時間:
1月~4月 5:00~18:00
5月~8月 5:00~19:00
9月 5:00~18:00
10月~12月 5:00~17:00 - 休業:年中無休
- 料金:参拝無料
- 交通:
(1)近鉄・JR伊勢市駅・近鉄宇治山田駅からバスで20分(近鉄・JR伊勢市駅・近鉄宇治山田駅または近鉄宇治山田駅・五十鈴川駅から外宮内宮循環バスで停留所「内宮前」で下車
(2)伊勢西ICから車で5分(伊勢自動車道伊勢西ICで降り内宮方面へ5分ほど。)
まとめ
内宮の回り方について理解していただけたでしょうか。
正式参拝は「外宮(げくう)」から。
外宮の参拝後に内宮を参拝するのが正式です。
内宮の回り方は、
宇治橋
↓
五十鈴川御手洗場
↓
御正宮
↓
神楽殿[御朱印授与所]
↓
参集殿
の順番が基本です。
正しい順路を守ってよいご利益をいただいて帰りましょう。
参拝の後は「赤福」もおすすめです。
伊勢神宮できたて赤福を食べるには?場所や行き方地図と営業時間や値段も
最後までお読みくださいましてありがとうございました。